2010年4月 7日

喫煙者は動物?

勤務先のすぐ近所に、三省堂書店神保町本店があります。

その脇の入り口、という言い方をしたら、わかる人にはわかり、わからない人には全くわからないのかもしれませんが、三省堂の入り口はいくつかあるのですが、すずらん通りに面した入り口のことです。

その入り口の横には、ずいぶん前から喫煙コーナーというか、喫煙広場が設けられていました。街の至るところ、煙草が吸えなくなり、千代田区は路上喫煙も禁止ですから、こういう喫煙スペースが大流行のようです。

前を通ると、いつだって大勢の人が紫煙をくゆらせております。それこそ、そこだけ霧が立ちこめるロンドンのようです(爆)。

で、その広場、以前は特に囲いもなければ、煙が外に流れないようにする装置などもなかったのですが、最近になりまして柵が作られました。その柵、いったい誰が設計したのかわかりませんが、まるで「檻」です。中で煙草を吸っている人は動物園の動物のようです。

もちろん全面柵で囲われているわけではなく、ところどころに出入りのために柵の切れ目はありますが、全体的には柵で囲われている檻のようです。

まさしく、この中の動物たちは、あと十数年もすると絶滅が危惧される(期待される?)、希少動物たちなのです、と宣言しているかのようです。

あたしは、タバコは大嫌いですし、この世からタバコを吸う人も、タバコ自体も消えて亡くなってくれればよいと思っている人間ですが、さすがにこの扱いは可哀想ではないかと、心密かに思う次第です。

ちなみに、以前はこんな感じだったんです。現状は、吸っている人たちが哀れなので、写真を撮るのが躊躇われます(爆)。

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