2010年4月 6日

まぶしい!

この数日、朝夕の通勤電車の中に、いかにも新人というサラリーマン、OLが増えています。こう言っては失礼ですが、誰も彼も、みんな同じように見えます。

この時季ばかりは、男性は紺のスーツに白いワイシャツ、女性も紺か黒のリクルートスーツに白いブラウスという出で立ちが多いようです。挙げ句に、髪型も似たり寄ったりな感じで、ますます同じように見えます。

それにしても、彼ら、彼女ら、見ているとまぶしいです。これが若さというものなのでしょうか? 自分の年齢を実感させられます。哀しいことです。これが、しかるべき地位や年収を手に入れ、経験も積んで、誰が見ても立派な大人、頼りがいのある社会人、と言えるようであれば哀しくもなりませんが、現実の自分があまりにも情けないので、余計に哀しくなります。

なんか、新人さん達を見ていると、仕事に恋に希望に燃えていて、未来は明るい、輝きに満ちている、というセリフがそのまま具現したかのような錯覚すら覚えます。

あたしも社会人になった頃はあんな風だったのでしょうか? なまじ大学院を出ているので、もっと偏屈で斜に構えていたところがあったかもしれません。少なくとも、仕事にも恋にも希望に満ちていた、ということないです。もちろん、それ以前もそれ以後も同じです。

で、一つ、あたしが彼らと明らかに異なっているのは、あたしは紺のスーツを着ていなかったということです。もちろん、黒にストライプ、という最近ありがちなスーツも着ていません。

あたしは当時、茶とかベージュ、グレーのスーツばかりで、紺は一着も持っていませんでした。今も持っていません。というか、あたしは生まれてこの方、紺のスーツを買ったこと(親に買ってもらったことも含め)がありません。

理由は簡単で、あたしって昔からあまり血色のよい方ではないので、紺などを着たら顔色が悪く見えてしまうからです。それでなくとも、第一印象が悪い方なので、少しでも悪く見せないためにベージュとかを着てました。

ところで、ふと思いました。

紺は婚なり。(←音韻学的には全然違うのでしょうが......汗)

紺を遠ざけていたから、婚からも遠ざかってしまったのでしょうか?

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