2010年3月16日

末期癌の告知

あまりの腹痛に堪えかねて病院へ行きました。

よく起こる、下痢などを伴う、いわゆる「腹痛」ならば、腸のあたり、下腹部が痛くなるはずですし、なによりトイレに駆け込みたくなるはずです。そうではなくて、どちらかというともう少し上、胃がキリキリと痛むような痛さです。

ただ、胃痛ともちょっと部位が異なるような気もしますし、なにより痛さが尋常ではありません。

というわけで医者へ行ったわけですが、なんだかんだと検査をされ、言われた病名が末期癌。

おいおい、末期癌なんて、病院へ行ってちょこちょこっとした検査でわかるような病気なんでしょうか? ふつうは検査結果が出るまで1週間後とか2週間後とかになりますよね。そんでもって、癌ならご家族の方も一緒になんて言われちゃったりして......

それがいともあっさり、一人で行った病院で言われてしまうとは。なんてデリカシーのない医者なんでしょう。お陰でこっちはショックを受ける暇もありませんよ。

で、どれくらい生きられるのでしょうか?

という常套句をこちらが繰り出すと、もって半年。別に明日死んでもおかしくないくらい、お腹の中は癌細胞だらけです、と言うじゃありませんか。挙げ句の果てに、よく今日まで痛みもなく普通の生活ができましたね、ですって。

冗談じゃないですよ。毎年きちんと会社の健康診断だって受けてますし、そりゃ、時々お腹が痛くなることはありますけど、さっきも書いたようにいわゆる下痢とか腹下しがほとんどで、今回みたいな脂汗が流れるような痛みなんてありませんでしたよ。

でも、一つだけ、場所が違いますけど、去年、尿管結石になったときも、こんな痛み、苦しみでした。

それはさておき、さあ、どうしましょう。

とりあえず、家に戻って親にはなんて言おうかしら? 疲れで胃の粘膜がちょっとただれて痛んだらしいよ、とでも言いますか。親にも言わないんだから、会社にだって内緒ですね。

ある日突然出社してこなくなったので、家に電話をしたら、母親が「息子はなくなりました」と告げるのかしら? 会社の人、どんな顔するか、楽しみですねえ。

と、どういう因果か、こんな夢を見ました。

確か、死ぬ夢は生まれ変わりを暗示する吉夢なんですよね?

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