2010年3月15日

業界都市伝説

朝日新聞の一面にも、吉祥寺の伊勢丹閉店の記事が載ってました。

えっ、朝日新聞の朝刊一面を飾るほどのニュースでしょうか(?)というのが正直な感想ですが......

で、その後はどうなるのでしょうか?

なんでも、H&Mが入るらしいですが、それは決定なんでしょうね。いかにも吉祥寺っぽいですね。

それと、まことしやかに流れているのは、ジュンク堂書店が出店するらしいという噂です。

小さい物件はいざ知らず、大きな物件の場合、「書店が出るの? → どこのチェーン? → ジュンク堂らしいよ」というのは、これまでにしばしば聞かれた噂です。

これまでのところ、その噂が本当だったこともあれば、ガセネタだったこともあります。

ただ、ジュンク以外にも、一応は入札というか応募があるでしょうから、これまでも全国で大きなショッピングセンターができて、その中に書店が入る(開発業者から言えば、書店を入れる?)場合、ジュンク堂以外のチェーンだって、手を挙げていたのでしょう。最終的に、さまざまな条件が合った書店が実際に出店するわけでして、そう考えた場合、そもそも伊勢丹吉祥寺の後継ビルに書店が入るのでしょうか?

現在の吉祥寺は、啓文堂書店(いったん閉店して、半月後の再オープン)、リブロ、ブックファースト(一年ぶりに再オープン)、ブックスルーエ、紀伊國屋書店があり、ほぼそれで飽和状態だと思い余す。

ただ、数年前に啓文堂がオープンしたとき、やはりもう飽和状態だろうと思っていたら、むしろ吉祥寺の市場を広げる効果が出ました。ですから、吉祥寺という街の実力を考えると、ジュンク堂が大型店を出店しても、それなりにやっていけるのではないか、という気持ちもあります。

もちろん、ジュンクかどうかはわかりませんが、何らかの大型店がオープンすれば、既存店はそれぞれに苦しい状況になるでしょうし、オープンした書店も決して一人勝ちにはならないと思います。つまりは、どこも勝てない、それでいて負けもしない、本当にサドンデスの闘いになってしまうのではないでしょうか?

それにしても、本当にジュンク堂なんですか? そもそも本屋ができるのでしょうか?
 

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