2010年3月15日

相手を思いやる気持ちって何?

「こんな人が好き」「恋人に求める条件」といったアンケートなり、コラムなりがありますと、まず間違いなく上位に入るのが「相手に対する気遣い、思いやり」という答え、意見です。別に異性に対してでなくとも、他人に対する思いやりの気持ちというのが大事であることは、言われなくてもわかっています。

でも、あたし、どうもダメなんです。子供のころから、親には「お前は他人対する思いやりがない」とか「人の気持ちを考えない」と言われ続けてきました。

「人の気持ちを思いやることができる人」って、つまりどういう人なのか、いや、そんなことより、具体的にどんなことをすればよいのか、誰か教えてもらいた いものです。

どこをどうすればいいのか、あたしにはさっぱりわかりません。ただ、結論から言えば、人生数十年生きてきて、友達もいなければ結婚相手もいないという事実が、あたしの他人対する思いやりのなさを証明していると言えるでしょう。

もちろん、友達ができるできないというのは、これだけが条件ではないですが、上述のように、たいていのアンケートなどで上位に来る条件なのですから、かなり大きなウェイトを占めていることは確かでしょう。

どうすれば、他人の気持ちを思いやれるのか、わかりませんから、あたしとしては「よかれ」と思ってやったことが、結果的に他人の気持ちを害していることも多々あるようです。ただ、屁理屈かもしれませんが、あたし自身が人から何をされても「どうでもいいや、どうせ他人なんだし」というふうに受け流してしまうタイプなので、他人があたしの気持ちを忖度してくれなくても構いません。だから、あたしも他人の気持ちを忖度しなくなってしまっているようです。

よかれと思ってやったつもりでも、そもそもあたしの場合、世間との違和感というか、センスの違いをしばしば感じているので、たぶんこうやってあげても相手には喜ばれないだろうなあ、とあらかじめわかってしまうこともあります。

学生時代のクラスでも、会社に入ってからも、どうも周りの人と考え方というか感じ方というか、行動の底にある理みたいなものに、他人との違い、違和感を感じてきました。今もって、日々の仕事の中で感じてます。

こんなんで、よく大勢の人の中で仕事ができるなあ、営業なんてやってられるなあ、と我ながら驚きを感じます。

いつかどこかで破綻が生じるのではないでしょうか? そんな爆弾を抱えて日々を過ごしている気分です。




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