2010年3月 9日

近頃の若者はなぜダメなのか

光文社新書の『近頃の若者はなぜダメなのか』を読了しました。

ケータイによって新しい村社会が生まれているといった指摘や、主としてパソコンを駆使する世界の若者に対して日本の若者はもっぱらケータイに依存しているという指摘など、なかなか新鮮で興味深かったですが、全体としては「どこかで読んだことある」「どこかで聞いたことある」ような話柄も散見されます。

まあ、この手の類書は数多く出版されていますし、基本的には同じような現象・話題を扱っているので、そうそう違う本になるわけでもなく、なんとなく似てしまうのはやむをえないところでしょう。

個人的には、本書の43ページにある
どうやら今の若者の間では、本当の自分を無防備にさらけ出す行為はタブーで、相手の表情や場の空気を読んで、相手の望むキャラになることが、マナーや礼儀作法になっている
という指摘が面白かったです。

あたしなど、無防備にさらけ出しすぎているかもしれませんし、むしろ人の話など聞かず、自分のことばかり一方的に話しまくり、さらけ出しまくりしている感があります(汗)。

こんなんでは、今の世の中、生きていけないのでしょうか?

読んだ感想を書く