2010年3月 9日

2010年03月号

平成22年も数ヶ月が過ぎましたが、今年が国民読書年だということをご存じですか。個人的には盛り上がりに欠けるという感が否めません。新聞などはそれなりに宣伝していると感じますが、多くの人に浸透しているとは思えないのです。

むしろ、今年は電子書籍元年というフレーズの方が大きく取り上げられている気がします。アマゾンやアップルの電子書籍リーダーがにぎやかに宣伝され、マスコミでも大きく取り上げられているのを見ますと、国民読書年は読書のスタイルが大きく変わる年として記憶されそうです。

とは言うものの、小中学生の読書量はこの数年むしろ増加傾向にあるとも聞きます。朝読・家読の運動がしっかり根付いてきたのでしょう。あとは統計上、一番読んでいないとされる三、四十代の方に、いかにして本を手にしてもらうかが読書年の個人的課題です。

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