2010年2月 4日

いろいろ読了

うまくいく婚活、いかない婚活』『水の彼方』『感染症の中国史』読了。

『婚活』は、まあこの手の本は、読んだからどうなるというものでもないですが、著者みずからがいろいろな結婚相手紹介サービスを訪れて取材しているので、それなりの情報収集にはなりました。で、結論としては、けっこうお金がかかるんだ、ということです。

『水の彼方』は、ピンと来ない読後感です。もうこういうのをドキドキしながら読める年齢でなくなったからなのでしょうか? でも『雲上的少女』などは、まさにみずみずしくて、中国にもこういう作家が現われたのか、という気持ちで読めたのですが......。いわゆる「80後」世代なんだそうですが、もちろん中国では高校生などから熱狂的に支持された、という理由はわかる気がします。しかし、この結末はどうなのよ、という感じです。

『感染症』は、中国史の研究で、こういう視点からのものってほとんどなかったと思うので、根っからの文系人間であるあたしには非常に新鮮な読後感です。内容も難しくなく、わかりやすいです。しかし、衛生問題を、植民地時代の「よい支配」と位置付けるのが一面的なものの見方であるということがよくわかりました。

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