2010年1月 8日

ひとりな理由はきかないで

ひとりな理由はきかないで』読了。

今年こそ結婚するぞ、と新年に誓ったはずなのに、こんな本を読んでしまうなんて......

でも、くだらない本かなと思っていたら、意外と面白く読めました。それに最後の章は、あたしてきにはかなり切なくて、ちょっとホロッと来てしまいました。

それにしても、オトコ日照りでもう何年もやってないだとか、数年恋人がいないなんて言い合っている妙齢の女性5人。そのくせ、すぐにオトコを見つけたり軽ーい気持ちでつきあい始めてみたりと、女心はわかりません。

いや、これはアメリカの物語。あくまでニューヨークの女性の話であって、日本はもっと違うはず、そんな思いを抱きながら読んでいました。

ただ、どの国だって愛する人が見つからない切なさは共通するらしく、終盤に行くにつれて、なんかそういう切なさがこみ上げてきました。ただし、日本の作家にみられるようなウィットな切なさではなく、もっとドライな切なさですが......。

それにしても、人ってものは、どうしても誰かを愛さずにはいられないものなのでしょうか?

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