2009年12月30日

iコンシェル

NTTドコモの携帯電話の最新機種には、「iコンシェル」というサービスを利用可能なものがあります。「コンシェル」って、この数年、ホテルをはじめデパートなどでもおなじみになってきた「コンシェルジュ」のことですよね?

ケータイのオートGPS機能を使って、現在位置に関する情報を届けてくれたり、それ以外にもいろいろと便利な情報を届けてくれるサービスのようです。テレビCMでは堤真一の出張にヒツジがいろいろと世話を焼いてくれるひとこまが描かれていますが、まあ、あんな感じです。

で、具体的にどんなことができるのか、エンタメ系で見てみますと、オリコンによるランキング、TOHOシネマやワーナー・マイカルによる映画上映情報、タワーレコードによる新譜情報などがあります。

これといって目新しさはないものの、若者には便利かな、と思います。終電情報や天気情報は、働く人には便利ですね。

で、エンタメ系のコンテンツを見ていて思ったのですが、映画、音楽と来て、どうして書籍の情報はないのでしょうか? 本の場合、CDほど厳密に「今日リリース」というわけにはいきませんが、ある程度の予定はわかるはずです。

毎日毎日、大量の本が出ているので、ドサッと情報が届いても処理しきれませんが、好きなジャンル、興味あるジャンルを登録しておいて、そのジャンルに分類される書籍の出版情報が届くなんていう風にできないものでしょうか? あるいは作家名などで情報の選別ができても便利ではないでしょうか?

こういうのって出版各社がやっていたんじゃ意味がないでしょう。かといって書店にも負担が大きすぎると思います。ここはやはり、トーハンや日販などの大手取次が取り組んでくれるとありがたいです。取次ならこの手の情報もかなり正確に持っているはずですし。

こういう新しい取り組みに積極的に挑戦していく姿勢が、業界を活性化させることになると思うのですが、どうなんでしょう? ただ、上にジャンル別とかって書きましたが、書籍の場合、一応ジャンルってありますけど、どこに分類してよいのかわからないような本が多すぎて、無間地獄に陥る可能性が高いのが悩みの種です。

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