2009年12月27日

ブックカバーを希望しない

こんな記事がありました。

「ブックカバーお願いします」、言ってますか?

なんか、以前にあたしも話題にした内容っぽいですが......

あたしは、ブックカバー、しません。袋に入れてもらうのも断わります。

記事にありますが、そもそも
本を汚したくない、本を傷つけないためなど、本を守るためにブックカバーをつける
という感覚はわかるのですが、本を作っている立場からすると、カバーにもかなり神経使っているんですけど、ちゃんとデザイナー・装丁家の人に依頼しているんですけど、と言いたくもなります。

しかし、カバーをつけない理由が、どうせ読んだら捨てるから、売るから邪魔になる、という意見は哀しくなります。

また
そもそも文庫、新書にはカバーがついているのに、その上からさらにカバーをするのは潔癖過ぎる
とありますが、確かに本来カバーって本体を守るためだよなあ、と思いつつ、世に出回っているほとんどの本はカバーは凝っていたり金をかけたりしていますが、カバーを外した本体の表紙には無頓着なところがありますね。いえ、それなりにデザインしているのでしょうけど、カバーに比べると、どう見ても扱いがしたみたいな気がします。

あたしがカバーをつけない理由は単純です。カバーをしたら本のタイトルが見えなくなるからです。この「見えなくなる」というのは「時分が」ではありません。あくまで「他人が」です。

つまり、時分が読んでいる本はできれば他の人にも読んでもらいたいと思うわけです。そこで
「こういう本ですよ」と人に知らしめるためにもカバーはしない、電車の中で読むときも出来るだけタイトルや著者名・出版社名のところを隠さないように持つ、時々読みながら笑ったり、うなずいたりして、いかにもその本が面白い、ためになるということを周囲にアピールする
ということを心がけております。おかしいでしょうか?

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