ニシノユキヒコ
『ニシノユキヒコの恋と冒険』読了。
実は初めての川上弘美さん体験でした。非常に読みやすかったです。あたしとは真逆な主人公には、とても感情移入もできませんが、嫉妬というか羨望を感じます。たぶん、あんな風に異性と交われたらなあ、とあたしが心のどこかで思っているからでしょう。
でも、たぶん、ニシノユキヒコ自身は、常に寂しさを感じ、孤独を感じている人なのでしょう。誰も愛せない、本気で人を好きになれない、なんて格好いいこと書いてありますが、しょっちゅう彼女を作っては、とっかえひっかえで女性と付き合いセックスしているなんて、全くモテないあたしから見たら贅沢の極みです。本気だろうと、本気でなかろうと、そんなことはどうでもいいことです。
ただ、個人的には、ニシノユキヒコの寂しさを、姉を亡くしたせいにしてしまうのはストーリーとしてはありきたりというか、ちょっと卑怯な展開だなあという気がします。もしかしたら、姉が死んだというストーリーもニシノユキヒコ自身の作り上げた物語（フィクション）なのかもしれませんが......
それにしても、この本は、日ごろ顔を出している書店の女性に勧められたのですが、なんであたしにこういう本をその女性は勧めてくれたのでしょうか？
実は初めての川上弘美さん体験でした。非常に読みやすかったです。あたしとは真逆な主人公には、とても感情移入もできませんが、嫉妬というか羨望を感じます。たぶん、あんな風に異性と交われたらなあ、とあたしが心のどこかで思っているからでしょう。
でも、たぶん、ニシノユキヒコ自身は、常に寂しさを感じ、孤独を感じている人なのでしょう。誰も愛せない、本気で人を好きになれない、なんて格好いいこと書いてありますが、しょっちゅう彼女を作っては、とっかえひっかえで女性と付き合いセックスしているなんて、全くモテないあたしから見たら贅沢の極みです。本気だろうと、本気でなかろうと、そんなことはどうでもいいことです。
ただ、個人的には、ニシノユキヒコの寂しさを、姉を亡くしたせいにしてしまうのはストーリーとしてはありきたりというか、ちょっと卑怯な展開だなあという気がします。もしかしたら、姉が死んだというストーリーもニシノユキヒコ自身の作り上げた物語（フィクション）なのかもしれませんが......
それにしても、この本は、日ごろ顔を出している書店の女性に勧められたのですが、なんであたしにこういう本をその女性は勧めてくれたのでしょうか？
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