2009年11月28日

ベストセラー解剖学

WOWOWで12月6日に放送されます。

ベストセラー解剖学~「1Q84」とベストセラーの変遷~

なんか、身も蓋もない番組タイトルという気がしますが、とりあえずHDDには録画しておきます。リアルタイムで見るかどうかは未定ですが......。11日に再放送ですか。
この番組では、2000年以降の"ベストセラー"と呼ばれる本と、今年最大のヒットを記録した「1Q84」を中心に、ベストセラーが誕生する背景や構造を、出版社と書店、読書家と評論家、取次店とインターネット書店、街の本屋とマーケティング会社、といった多角的なインタビューを重ね、浮き彫りにしていく。
なんて書いてあります。たぶん、知ってる書店員さんも数々登場するんだろうなあ。でも、この業界の人、意外とBSとかWOWOWを受信できていない人が多かったりして(爆)。

それにしても、2000年以降はともかく、『1Q84』に関して言えば、単なる「流行りモノ」でしょ? もちろん、そこには出版社の「売るため」の戦略があったことは間違いないですが、ヴィトンのバッグみんなが持ってるから私も、というノリと同じだと思うのですが......

昨今のヒット商品って、本に限らず、一人勝ち、一極集中になりがちですが、それって結局は自分ではモノを選べない消費者が増えて、誰かの意見とか世間の流行に漠然と乗っているだけの人が多いから生まれているのだと思います。(その反動で、死屍累々たる負け組の多さよ!)

だから、書店員の一言が売り上げを左右したり、アルファブロガーの記事がヒット作を作ったり、というなんかつかみ所のないブームになっているんじゃないでしょうか?

って、偉そうに語れるほどの人間ではありませんが、あたし。

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