2009年11月20日

物見遊山

視察旅行は一日目で、二日目は名勝旧跡観光が主です。

平日の昼間から、東京では同僚が働いているというのに、そんな行楽気分でいいのか、と叱られそうですが、文化を発信する(?)出版人としては、こういう歴史に触れるのも大事な仕事、それに他の出版社の方と一日一緒に過ごして、なんだかんだと語らうのもとてもよい刺激になります。

で、今日は、最近は「歴女」のお陰で参観者もる増えている「霊山歴史館」を見学しました。修学旅行とおぼしき中学生や高校生も来ていますね。来年の大河が坂本龍馬なので、京都では市を挙げて坂本龍馬を盛り上げようとしているみたいです。

ちなみに、この歴史館の向かいが「霊山護国神社」で、幕末維新の時に亡くなった志士たちの墓がたくさんあります。坂本龍馬の墓もありますが、これらの人たちは、なんで靖国神社にも祭られているのでしょうか? ここと靖国との役割分担とか違いって何でしょう? そんなことを考えていました。

そして、その後は、国宝のご開帳が行なわれている青蓮院(←ATOKでは「しょうれんいん」と入れてもへんかんできませんでした!) 青不動は、ちょっと薄暗い御堂で距離もやや遠かったのですが、荘厳な美しさでした。魂が洗われる気がします。(といって、実はレプリカが飾ってあったりしたらどうしましょう?) ちなみに、不動の回りの炎に見えるのが実は鳥だというのは、テレビのニュースか何かで見て知っていたのですが、あの暗さと距離では、肉眼では確認できませんでした。それにしても、お庭も美しいところですねえ。

その後は昼食です。竹島というお店でした。いかにも京都だなという、間口の狭い、入っていくと奥が深いビルの、最も奥にお店はありました。そしてお店の窓からは賀茂(鴨)の流れが、立ち上がらないと見えませんが(爆)、川縁の素敵なお店でした。

そして最後に、相国寺。こちらも臨済宗のお寺なんですね。わが家の菩提寺も臨済宗のお寺なので、ちょっと親近感がわきます。(ちなみに菩提寺は南禅寺派です。) 今でこそあの規模になってしまっていますが、かつては、それこそ信じられないくらい広大な寺域を誇っていたそうで、当時の仏教の隆盛ぶりが偲ばれます。

ちなみに法堂と方丈は微妙に中心線がずれていましたけど、あれは何か意味があるのでしょうか?

読んだ感想を書く