2009年11月 9日

切ない、その二

昨晩のTBS系のドラマ「」ですが、高岡早紀扮する、中谷美紀の先輩芸者が梅毒で死んでしまいました。症状こそ軽くできたものの、主人公の仁先生は彼女を助けることが出来ませんでした。まあ、最初に診た時点で手遅れだったわけですよね。

それにしても、このドラマの本筋は仁先生の活躍であり、幕末の群像劇なのでしょうけど、中谷美紀が吉原の花魁なので、どうしても吉原のシーンも多くなります。

そうすると、どうしても先日読んだ『花宵道中』を思い出します。人並みの恋もできず、切ない恋に身を焦がし、行きずりの男たちに一夜の夢を見させる花魁たちの世界。

嗚呼、なんとも切ないです。

だからなのか、綾瀬はるかの素っ頓狂な天然ぶりが好対照で、いい味出してます。でも、綾瀬はるかだって武家の娘ではなく、労咳を病む花魁役なんかやらせても結構はまると思うのですけど......

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