2009年10月15日

ウィルス?細菌兵器?

人と待ち合わせをしました。場所はたぶん新宿か渋谷か東京といったターミナル駅の改札前。はっきりしないのは夢の話だからです。

ターミナル駅の改札口なので、それなりに人は多く、でも待ち合わせをしている相手を見つけられないほどの混雑ではない程度の人混みです。あたしは壁に寄りかかって本を読みながら相手を待っていました。

ふと、あたりの呻き声を耳にしたあたしは本から目を上げ周囲を見回しました。すると、改札口付近にいた人がみな口元を手で押さえて苦しんでいるのです。手で押さえているだけではなく、鼻や口から血を出しています。改札の中も外も同じです。苦しみ呻きながら倒れていく人で改札口前は埋め尽くされようとしています。コンコースの、遠くの方まで倒れている人がいます。床は吐いた血で赤く染まっています。

何が起こったのか理解できないあたしの前に、やはり口と鼻を手で押さえ、その手の指の間から血を流している待ち合わせの相手が、よろよろとあたしの方に近づいてきます。左手で口元を押さえ、右手をあたしの方に伸ばしています。

あたしは駆け寄って手を取り、肩を抱き、苦しんで今まさに事切れようとしている相手に向かって叫びました。

「おい、何があったんだ、どうしたんだ」

と。こんな状況、まさしく阿鼻叫喚、いや誰もが苦しみのあまり呻くだけで、叫ぶことができないので「叫喚」は不適切かもしれません。地獄絵図と言いましょうか。とにかくそんな状況。なにかウィルスか化学兵器などが撒かれたのではないかとしか思えない状況です。

あたしの胸に抱かれた相手は、あたしの問いかけに対し、正気を取り戻したかのようにカッと目を見開き、はっきりと言いました。

「どうしたんだはお前のことだ! 誰もがこうして苦しんで死んでいるのに、どうしてお前だけ何ともないんだ?」





いや、だって、夢ですから......(汗)

読んだ感想を書く