2009年10月 1日

トークセッション@池袋

今宵はジュンク堂書店池袋本店で、小池昌代さんと穂村弘さんのトークセッションがございまして、拝聴しに行って参りました。仕事でもなんでもなく、もちろん義理でもなんでもなく、全くの個人的嗜好です。

仕事抜きのイベントへ行く場合、やはりふだん自分が営業している書店というのは、何か気恥ずかしいものを感じますが、ジュンク池袋はあたしの営業担当ではないので、お店に行っても知っている人はいませんので、なんとなく気楽です。(←あたしって、この業界で本当に顔が狭いわね)

トークは、NHK出版から小池さんの『通勤電車でよむ詩集 (生活人新書)』が刊行されたのを承けて企画されたものですが、詩人VS歌人のトークは、やはり言葉の扱い方のセンスへと話が広がり、さらには男女の感情の機微にまで飛躍して、それはそれは愉しいトークでした。

小池さんは、少し前に立川のオリオン書房で行なわれた鴻巣友季子さんとのトークイベントで初めてお顔を拝見し、「なんて美しい方なんだろう」と思ったのがそもそもで、でもその時は、もちろん小池昌代という名前は知っていましたが、対談のもう一方の主役・鴻巣さんの新訳『嵐が丘 (新潮文庫)』にサインをしてもらうのが目当てでした。

なので、今回は2冊ほど小池さんの本を読んでから参加いたしましたし、イベント終了後には本にサインもいただいてきました。素直に嬉しいです。

穂村さんは今回が初めてのおめもじです。

営業先の書店員さんに穂村さん命の女子がいて、盛んに薦められていたので、やはりこちらも一つ二つ作品を読んでからの参加となりました。

穂村さんというと、女子に大人気と聞いておりましたが、聞きに行ってその理由がわかった気がします。少なくとも文系女子にはモテるタイプだなあ、と納得です。ちなみに、エッセイで見せるヘタレは、やはり演技なのではないかという気もしました。少なくとも、現在はヘタレも完治しているとお見受けしました。

で、全体を通して聞いてみて、特に男女の機微、恋愛トーク部分では、穂村さんよりも小池さんの発言、意見にうなずけるところが多かったのですが、それはあたしの感覚がおかしいのか、それとも穂村さんが不思議なのか......

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