2009年9月28日

美人すぎる......

最近流行っているのでしょうか、このフレーズ。最初は青森の方の女性議員さんでしたよね、こんな風に言われたのは。最近は、北海道だったか何処かの海女さんも言われていたような気がします。美人なのかどうかは人それぞれの好みもあるでしょうから論評は控えるとして、まあ確かに平均以上の容姿ではありますし、もともとその手の職業に女性はいたとしても本当に容姿端麗と言えるような人は少なかったことから言われるようになったのでしょう。

いずれにせよ、いやらしい男性目線を感じますし、そもそも「...すぎる」というのは褒め言葉として使えるのでしょうか? 例えば「頭がよすぎる」など肯定的な単語と組み合わさっても、そこには何となく侮蔑的なニュアンスと言いますか、ちょっとからかうような含意がありませんか? だから「美人すぎる」というのも男性目線ではなく、実はそこに女性からの嘲笑的なニュアンスも含んでいるのだとしたら、なかなか怖いものです。

そうそう、上海のバスの車掌さんも、こんな風に報道されていましたね。でも中国の男性諸氏が「美人すぎる」なんて言わないと思うので、この部分は日本での付け足しなのでしょう。あたしもネットで写真を見ましたが、まあまあでしょうか?

でも、実際に中国へ何度も行っている身からすれば、あの程度の美人は掃いて捨てるほどいます、中国には。こう言ったら世の女性を敵に回しそうですが、中国ってさすが人口も多いだけあって、日本では考えられないほどの美人もいれば、この世のものとは思えないようなブスもいる国です。上海や北京などは西洋文化が流れ込んできているので特にその差が激しくなっているのかもしれませんが、男性も美醜の差が開いてきてますね。

で、十数年前にも北京のバスの車掌さんでとっても色っぽくて綺麗な人がいたのを覚えています。今回の上海の車掌さんのようにナチュラルな感じではなく、もっと「the美人」という感じだったという記憶があります。


と、余計なことを書いてしまいましたが、なんでこんなことを思ったかと言いますと、この週末に録りだめていたスカパーの中国ドラマをDVDにダビングしながら(←これは毎週末の仕事です)、WOWOWを見ていたんです。

そうしたら渡哲也の若い頃の人気シリーズ「無頼」が一挙放送されていました。初めて見ました。なんか高倉健を相当意識している感じがしましたが、渡哲也はいまはどうでもいいんです。肝心なのはこの映画に出ていた女優さん、松原智恵子と芦川いづみの美しさです。



いやー、本当に美しい! いまどきの女優さん、否、日本女性ではあり得ない美しさですね。どうしてこの数十年の時の流れの中で、この種族が絶滅してしまったのでしょうか? (って、松原智恵子も芦川いづみもまだ存命ですけど......汗)

ただ、若い頃の松原智恵子は、ちょっと皆藤愛子ちゃんに似た感じがしますね。(ところで「無頼」シリーズはDVD化されていないのでしょうか?)



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