2009年9月25日

JAL

日本航空の経営が厳しいようです。

あたしはJALカードを持っています。JAL Suicaカードですが、先年まで営業で北海道地区担当だったので、空路は基本的にはJALを利用しておりました。特に、千歳から青森へ飛ぶ場合(北東北も営業してました)、ANAは航路がないので必然的にJALを選ばなくてはならなかったわけで、特にJALとANAでどっちの方が好きとかっていうのは、もともとはありませんでした。

ただ、JALカードを持ってからは、多少なりとはいえマイレージをためようと、基本的にはJAL派でありました。何回か中国へ行ったときも航空会社を選べる場合はできるだけJALを選んでましたが、一度ANAにしてみたら、食事(機内食)が美味しくなかったのを覚えています。巷間、JALよりANAの方が機内食は美味しいと聞いていたのでがっかりした覚えがあります。それとも、あたしの聞き間違い、勘違いだったのでしょうか?

さて、そんなJALの経営が思わしくなくて、国の支援を要請したところ大臣から経営努力が足りないと言われてしまったと、今朝のニュースでやってました。JALが潰れたら、航空業界はANAの独占になり、自由競争の面からもそれはよくないでしょうし、経済的な影響も計り知れないという識者の論調もわかります。

ああ、でかい会社はいいなあ、国が助けてくれるんだもの、と思ったりするのは素人の浅はかさでしょうけど、このニュースを聞いていて(見ていて)、ひとつ疑問に思うことがありました。

それは、現時点でJALの幹部、例えばニュースに映っていた社長なんかは、いったい給料を毎月いくらもらっているのでしょう? たぶん数十万、いや100万円を超えているのでしょうか? だとしたら、国に支援を要請するなんておこがましいと思います。

これが、「私の給料もこの一年間は手取りで毎月13万円程度なんです」とでもいうのなら、それはずいぶんと身を削って努力しているのですね、国からの支援を検討してみましょう、という気持ちが起こらなくもないです。

でも、恐らくきっとそんなことはないのでしょう。きっと、あたしたちから見たらとんでもない高額の報酬を得ているのではないでしょうか? 世間には月々13万円ももらっていない人がものすごーくたくさんいるんですから、それくらいの経営努力(給料削減)はやってほしいものです。

ところで、大臣が「まだ経営努力が不十分で公的資金を出すわけにはいかない」というのはわかりますが、これまで支援していた銀行側が「まだまだ不十分」と言っているのは、ちょっと噴飯ものです。返済し終わったらしいですが、自分たちだってバカな経営で公的支援を受けて生き延びたというのに何を言っているのでしょう? あの当時だって、銀行のお偉いさんたちはかなりの高給をもらっていたんじゃないでしょうか?

公的資金を受ける場合は社長から平社員まで、一律手取り月10万円にする、といった措置はとれないのでしょうか? それともあたしが知らないだけで、彼らはもっと身を削っているのでしょうか?

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