2009年9月 3日

くまざわ+啓文堂?

出るたびに買っているコミック『上京花日』の第3巻が発売になりました。



この作品については以前にも書きましたが、書店が舞台です。架空の書店「サンフラワー」を舞台にしたストーリーで、単に書店が舞台と言うだけでなく、それなりに書店の仕事というのも、かなりステレオタイプではありますが、わかります。

書店モノというのもコミックだけでなく最近はいろいろありますが、この「上京花日」は個人的には絵が好きで読んでます。

ところで、このサンフラワーですが、一応は急成長した全国チェーンの本屋みたいです。なにせ主人公(30代?)が言うには、自分が入社したころはまだ一店舗しかなかったみたいですから。で、その主人公は鹿児島店の店長なんですけど、いまは店舗改装で一時閉店中、よって南多摩店で働いているという設定。

この南多摩店というのが、多摩川がそばにあるので、読んでいると個人的には聖蹟桜ヶ丘とか、あのあたりをイメージしてしまいます。となると、くまざわ書店か、という気も起きますが、デパートの中にある書店ではないみたいです。まあ、そこまで設定を同じにしてしまったら身も蓋もないでしょう。ただ、鹿児島にもお店があるなんて、全国展開しているくまざわ書店っぽいですよね?

それと、これまで一、二度登場していますが、このチェーンの本店は吉祥寺にあることになっています。となると、啓文堂書店か、という気も起きます。啓文堂も多摩地区に店舗が多いですからね。

つまりはくまざわと啓文堂とを合わせたような設定なのか(?)と思いながら読んでいるのですが、果たして......。もう少しどんな支店があるのか、そしてそれはどういう形態(デパートの中、郊外立地などなど)がわかれば面白いのですが、ほとんど他の店は出てこないのが残念です。

連載元のビッグコミックではまだ続いているのでしょうか? たぶん最後は、主人公が鹿児島へ帰っていくので終わりでしょうね。だから「上京」なわけで......

ちなみに、第1巻から第3巻まで、くまざわでも啓文堂でもなく、同じく多摩に居を構えるチェーンのオリオン書房で買いました(汗)。

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