2009年8月14日

Windowsケータイ

ケータイ電話の純増が頭打ちだというニュースはかなり前から聞こえてきましたが、ここへ来て一人気を吐くではありませんが、頑張っている感があるのがスマートフォン市場。

これまでにもスマートフォンはメジャーになるか(?)といった記事が、DIMEとか日経トレンディなどの雑誌で特集されたことがありましたが、結局はダメでしたね。

あっ、もしかすると、あたしはPDAと勘違いしているかもしれない。

でもまあ、PDAに電話機能を付ければスマートフォンでしょ? というかスマートフォンが登場したての頃、スマートフォンって何よ、という問いに「PDA+ケータイ電話=スマートフォン」という答え方をしている記事も多々目にしたものです。

なので、スマートフォンというとPDAの延長線上に位置するという思い込みがあります。あくまであたしの個人的な思い込みですが、日本では多くの人がそういう感覚ではないでしょうか?

でも、そうなると、PDAって結局、流行らなかったよね、という先入観(経験則?)があるので、スマートフォンも流行らない、と思われてしまうでしょう。

でも、どうしてどうして、意外と便利に使えるものです。このところ、スマートフォン市場に再び(みたび、よたび?)、光を当てる原動力になったのがiPhoneであることに異論はないでしょう。あたしもそう思います。一時はソフトバンクだけでなく、ドコモからも発売されるという噂も流れていましたが、どうもその話はなくなったようですが......

さて、PDAが数年前にそれなりに話題になっていた頃、頑張っていたなあという記憶があるのはパームOSです。あたしの同僚にも所持しているのがおりました。

で、あたしはと言いますと、当時は東芝のGENIOというPDAを使っていました。でも、当時のPDAはどれも通信機能がなくて、ケータイをモデム代わりにするか、モデム型ケータイ電話を接続するといった使い方をしないとメールチェックすらできませんでした。だって、当時は街中に無線LANスポットなどほとんどなかったですし、そもそもあの当時のPDAが無線LANに対応していたのか......

その後、GENIOが壊れたこともあって(←壊れるほど使ってたってこと?)、その次の機種に選択に迷いました。ちなみに、あたしがGENIOを使っていたのは、それまでに長いこと(大学時代から)、システム手帳を使っていて、ただ、それが重いので、そろそろ電子化死体よな、と思っていたころでもあり、そういう意味で違和感なくPDAを使おうという気になったのが大きいと思います。

さて、話は戻って次のPDAですが、これはDoCoMoのM1000というのを選択しました。その前にGENIO用にP-in Memoryというものを使っていて、これはPDAに取り付けるモデムみたいなものですが、扱いはケータイ電話でしたので、それからの機種変更という形になりました。

このM1000はドコモが出した最初の本格的スマートフォンで、あたしの場合、海外、特に中国で使えるというのが最大の魅力でした。実際、中国へ持っていって、北京に住む友人へ電話をかけて無事に繋がったときはちょっぴり感動したものです。

ところが数年使っているうちに、このM1000も寿命が来ました。バッテリーがダメになりました。ドコモショップで新しいバッテリーパックに交換してもらいましたが、やはりダメです。すぐに充電切れになってしまいます。持ち歩いて使うのが命のスマートフォンでバッテリーがすぐに消耗してしまうというのは致命的です。

そこで、しょうがないので、こんどはスマートフォンではなく純粋なPDAに戻りまして、HPのiPQAを購入しました。ちょっとした出張時や外回りの時のメールチェックはこれで出来ます。iPQAに買い換えてM1000を解約した時、ドコモのモバイル接続サービスであるmoperaUを申し込んでおいたので、意外と外でも無線LANスポットでつなげるものです。それと無線LANスポットがないところでもBluetoothでケータイをモデム代わりにして接続することも可能です。

さて、このiPAQはWindowsMobileマシンなのですが、WindowsMobileで使える中国語の辞書ソフトなどが高電社から出ておりまして、それが使いたいというのもiPAQを選んだ理由の一つなのですが、どうも相性が悪いです。

メモリー不足なのか、入力システムの切り替えがうまく動作しません。ちょっと使っていると中国語入力が選択できなくなります。これでも中国語を書いたりできない、それでは何のためのソフトなんだ、という悪循環です。

で、近頃、東芝からWindowsケータイ「T-01A」が発売になりました。ショップで実物を見てみると、昨今のケータイに比べるとかなりでかいですが、薄いです。iPhoneよりも薄いですね。Windowsケータイですから、上述の中国語ソフトも使えるはずです。今のところ、高電社のサイトでは検証中になっていますが、そのうち「動作確認済み」ということになるでしょう(ソフトウェアのアップデートが必要になるかもしれませんが)。

このT-01Aは、ネットでのレビューなどを見ていますと、かなり操作性が快適のようです。アプリごとのインターフェースに統一感がない(ボタンの配置や操作手順など)と書かれていますが、その一方、操作スピードなどではかなりの高評価のレビューが目立ちます。

事実上、iPhoneとの一騎打ち、という書き方をしているサイトすらありますが、そうかもしれません。この機種なら中国語入力システムもきちんと動作してくれるのでしょうか? だとしたら、T-01Aが俄然欲しくなってしまうのですが......

いかん、また物欲が......

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