2009年7月 9日

2009年07月号

世間がイチ・キュー・ハチ・ヨンと騒いでいるので、何をいまさらヴァン・ヘイレンなんだろうと思っていましたら、村上春樹の新刊だったのですね。それも1984ではなく、1Q84なんだそうで。

一〇〇万部突破というニュースが流れても、店頭では品薄状態が続き、あれだけの本がいったいどこへ消えたのだろうと思います。たぶん老若男女こぞって本屋へ奔ったのでしょう。不景気とはいえ、本を買ってくれる読者の方がまだまだたくさんいたことに心を強くいたしました。

そんな村上ブームと同時期に刊行した小社の『ラブレー 笑いと叡智のルネサンス』が、しっかり着実に売れています。なんと本体価格二万円。それでも、待ってましたとご購入くださった方もいらっしゃるようです。よい本はどんなに景気が悪かろうと、ちゃんと見つけてもらえるものだと改めて感じました。

読んだ感想を書く