ご注進!?
つい先日の、朝の通勤電車の中の出来事です。
中央線の車内で、あたしはいつものようにiPodで音楽を聴きながら、本を読んでおりました。早い時間なので、車内はそれほどの混雑というわけではありませんが、座席はすべてふさがっていて、立っている人もたくさんいますが、本や新聞を読んだりするのに苦労するような、あるいは周りの人との隙間もないような、といった混雑ではありません。そこそこにゆったりとした空気が流れております。
そんな読書中のあたしの斜め前、ごく近い距離に女子高生が一人立っておりました。手を伸ばせば触れそうなくらい(←イヤらしい意味ではなく)の距離です。
ふと、何とも言えぬ視線を感じたあたしは、本を読むのをやめ、何気なくその女子高生に目をやりました。
なんと、その女子高生があたしのネクタイを凝視しているではないですか!
まさしく凝視です。目を見開いて、あたしは何を見てしまったのだろうか、という驚愕の色が見えます。
ちなみに、その時あたしが締めていたネクタイは記憶に間違いがなければこれだったのですが、そんなに驚くような柄でしょうか?
そして、その刹那、女子高生はおもむろにケータイを取り出して、ものすごい勢いでメールを打ち始めたのです。
たぶん、クラスメートとかに
というような内容のメールを打っているのでしょう。まさに特ダネ記事でも見つけて、仲間に「聞いて、聞いて、ご注進!」という感じではないでしょうか?
サラリーマンがキティのネクタイして悪いか! これ以外にももっとたくさん持っているんだぞ! と思わず言いたくなりましたが、そこは大人たる者の理性を発揮してグッとこらえました。
いや、これは被害妄想、否、否、過剰な思い込みでしょうか? でも、あたしのネクタイを見つめるあの女子高生の妖しい目の輝きは尋常ではありませんでした。
それっきり、朝の中央線でその女子高生と出会うことはないのですが、一応、その後数日間、彼女と乗り合わせた時に期待を裏切らないよう、キティのネクタイを日替わりで締めつづけていたことを申し添えておきます。
中央線の車内で、あたしはいつものようにiPodで音楽を聴きながら、本を読んでおりました。早い時間なので、車内はそれほどの混雑というわけではありませんが、座席はすべてふさがっていて、立っている人もたくさんいますが、本や新聞を読んだりするのに苦労するような、あるいは周りの人との隙間もないような、といった混雑ではありません。そこそこにゆったりとした空気が流れております。
そんな読書中のあたしの斜め前、ごく近い距離に女子高生が一人立っておりました。手を伸ばせば触れそうなくらい(←イヤらしい意味ではなく)の距離です。
ふと、何とも言えぬ視線を感じたあたしは、本を読むのをやめ、何気なくその女子高生に目をやりました。
なんと、その女子高生があたしのネクタイを凝視しているではないですか!
まさしく凝視です。目を見開いて、あたしは何を見てしまったのだろうか、という驚愕の色が見えます。
ちなみに、その時あたしが締めていたネクタイは記憶に間違いがなければこれだったのですが、そんなに驚くような柄でしょうか?
そして、その刹那、女子高生はおもむろにケータイを取り出して、ものすごい勢いでメールを打ち始めたのです。
たぶん、クラスメートとかに
いま、目の前にいるサラリーマン、キティのネクタイしてんだよ-、ちょっと、マジ、信じられないんだけどー
というような内容のメールを打っているのでしょう。まさに特ダネ記事でも見つけて、仲間に「聞いて、聞いて、ご注進!」という感じではないでしょうか?
サラリーマンがキティのネクタイして悪いか! これ以外にももっとたくさん持っているんだぞ! と思わず言いたくなりましたが、そこは大人たる者の理性を発揮してグッとこらえました。
いや、これは被害妄想、否、否、過剰な思い込みでしょうか? でも、あたしのネクタイを見つめるあの女子高生の妖しい目の輝きは尋常ではありませんでした。
それっきり、朝の中央線でその女子高生と出会うことはないのですが、一応、その後数日間、彼女と乗り合わせた時に期待を裏切らないよう、キティのネクタイを日替わりで締めつづけていたことを申し添えておきます。
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