2009年6月12日

話をしてみたら優しかった

スキーの上村愛子が結婚し会見をしたと、今朝のニュース番組のスポーツコーナーでは盛んに報道していました。そうですか、そうですか、それはおめでたいですね、とやや斜に構えて見ていましたが、その会見の映像で気になったところが......

上村愛子から見たら、お相手の皆川は数歳上なんですが、スキー界では大先輩で、本人曰く「雲の上の人」だったとか。当初、それほどの差を感じていたのに、結局は結婚というゴールインになるとは、男女の仲とはわからないものです。

そのきっかけというわけでもないのでしょうが、またまた上村曰く「話してみたら優しい人だった」と。

そうか、そうか、その意外性、いわゆるギャップというやつに女性はコロッといってしまうわけですね。こういった証言はよく聞きます。

しかし、そう答える上村の映像を見ていて自己嫌悪に陥るあたし。

だって、あたしの場合、話してみたら優しかった、なんてありえないわけですから。

昔からそうなんですが、言われたこともありますが、あたしの場合、第一印象はどちらかというと取っつきづらいタイプです。話しかけづらいと言い換えてもいいでしょう。そういうタイプです。

でも、話してみると案外おもしろい、気さくな人と思われることもあるみたいなんで、ここまでは上村愛子が選んだ皆川選手と同じと言えるかもしれません。いや、優しくはないから、同じじゃないですね。

でも、あたしの場合、そこからまだ紆余曲折がありまして、もう少しつきあってみると、底意地の悪さ、性格の陰湿さというのが見えてきて、結局みんな離れていってしまうというか、一定の距離を保ってそれ以上は近づいてこなくなります。

まあ、昔からそうなので、あたしの方も、他人に対しては一定の距離を保って、決してそれ以上は近づかないようにしていますが......

これはある意味、第一段階のギャップよりももっと強烈なギャップかもしれませんが、こういうギャップには女性もググッと来ないみたいで、むしろ逆効果と言いますか、引かれてしまうわけです。

いや、女性に限らず男性でも同じですね。否、他人だけじゃない、自分が自分のこと一番嫌いなわけです。性格の悪い本性も嫌いですが、それを取り繕って、見かけだけはいい人ぶっている普段の自分がもっと嫌いです。

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