2009年6月10日

売り上げを伸ばすのに......

ケータイサイトは有効なのだろうか?

いまやほとんどの出版社は自社のウェブサイトを持っていて、書籍の検索くらいは当然でき、新刊や近刊の予告などもやっています。あるいは「書店さま向けページ」として、注文者やポップなどのダウンロードもできるようになっていたりと、かなり使い勝手も向上していると言えます。

ただ、まだウェブサイトからの書籍の注文となると、ブックサービスとかアマゾンなど既存のウェブ書店へのリンクを貼ることによってしのいでいて、出版社みずからが通販をやっているというところはごくごく少数のようです。

確かに、自分のところで販売をやるとなると、当然決済の問題が出てきて、決済をやるとなると、かなり高度なセキュリティの問題も出てきます。おおかたの出版社のように、資本も脆弱な零細企業では、そこまでお金をかけてウェブサイトを充実させるのは、事実上不可能となっています。なので、今のところは、アマゾンやブックサービスに振るのがもっとも楽で危なくない方法でしょう。

で、問題はそういった販売をケータイサイトでもやるべきかどうかってことです。

出版社のサイトは、PC用のサイトがほとんどでケータイ向けサイトを作っているところは皆無に近いです。ケータイ向けとなると、昨今はフルブラウザなどと言ってPC向けサイトの閲覧も可能なケータイが出ていますが、それを見ている人はまれで、やはりケータイ向けのサイトを見ているのでしょう。

いまや、意外や意外というほど、おじさんもおばさんもケータイを使っているご時世、パソコンは使えないけど、ケータイは使いますという人も多いはず。

ならば、ケータイサイトでも書籍の案内や販売をやったらどうなのだろうか? 少なくともアマゾンもブックサービスなど既存のウェブ書店はケータイサイトもあって、十二分にケータイ対応は進んでいるので、それほどの障壁はないと思うのですが......

少し真剣に考えてみますかね。

読んだ感想を書く