2009年6月 9日

めざまし川柳

今朝のフジテレビ「めざにゅー」のコーナー、めざまし川柳では

開きたい 開きたくない おニュー傘

という作品が紹介されていました。杉崎美香さんをはじめとしたキャスターの方々も、「この気持ち、わかるー」と言ってましたが、確かにあたしもわかります。

で、ふと思い出したのが大学時代に中国へ行っていた友人に聞かされた話。

その友人は一年間大学を休学して上海に語学留学したのですが、授業が休みになると日本には帰らず中国各地を回っていたそうです。そんな彼がとある地方へ行ったときのこと。

その地方の空港で出発を待っていたそうです。次の都市へ向かうはずだったわけです。ところが外は雨。決して飛行機が飛べない雨ではないのですが、それなりに強い雨で、アナウンスか掲示で、彼が乗る飛行機が悪天候のため欠航になったと知ったのです。

その時点で彼は「ああ、天気が悪すぎて、乗客の安全を考えて無理なフライトを避けたんだな」と思ったそうです。でも、よく見ると飛び立つ飛行機、到着する飛行機が結構あります。なんで自分たちの乗る飛行機だけ飛ばないんだ(?)と疑問に感じたそうです。

で、中国人に聞いてみたら、彼らの乗る飛行機はボーイングかエアバスか知りませんが、最新、新品の飛行機で、雨に濡らすのが嫌だから飛ばないだけだと理由を教えてもらったそうです。

この話が本当なのかどうか、それはわかりませんが、中国ならさもありなん、という気がします。

ちなみに、これは以前あたしもこのダイアリーか何かに書きましたが、あたしが北京で地下鉄環状線に乗っていたときの話です。

崇文門にある新僑飯店に泊まっていたあたしは、北京動物園に向かうため崇文門から西直門まで地下鉄で向かっていました。

前門も過ぎ復興門まで来たところでなぜか電車が発車しません。中国人乗客も、どうしたんだ(?)という顔をしていますが、それほどいらついている感じはなく、いつものことだという風に発車を待っていました。

数分後、発車のアナウンスが流れたので聞いてると、なんと次の駅とその次の駅を通過し、次の停車駅は西直門だと告げています。

発車すると聞いて慌てて飛び乗った人も含め、車内に「えーっ!」というどよめきが起こるとともに、またもや慌てて降りる人、乗り込む人でちょっとした騒ぎになりましたが、それでも地下鉄はドアを閉め、何事もなかったかのように発車しました。そして途中二駅を通過して西直門に到着しましたのであたしは下車しました。

いま現在の北京の地下鉄の運行状況は知りませんが、当時はすべてが各駅停車運転、快速や急行なんてありません。それなのに部分的とはいえ快速運転をした地下鉄。

理由はわかります。運行の遅れを取り戻すためです。でも、日本であんな乱暴なリカバリー方法をとるでしょうか? さすが中国。

で、日本へ帰国後、友人たちにこの話をすると、北京に留学したことのある友人が「そんなことはよくあるよ、たぶん運転手か車掌がトイレにでも行っていたから発車が遅れたんだよ」とにべもありません。

そうだったのか、いや、本当にそうなのか? 疑問は尽きませんが、やはり中国ならさもありなん、です。

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