2009年6月 6日

DNA鑑定

今週のニュースでかなり話題になった足利事件。

事件のあらましを改めて聞くと、「ああ、そんな事件あったなあ」という記憶が蘇りますが、逆に言えば、その程度の記憶しか残っていないわけで、当事者でないと、本当に事件も事故も風化するものですね。

ところで、今回の釈放の決め手はこの数年で俄然精度を上げたDNA鑑定の結果だそうですが、これによって冤罪が防げるのであればなによりですが、DNAだけに頼ってしまうのも怖いような気がします。

ただ、そんなことより、今回の釈放劇、17年の失われた人生を返して欲しい、謝って欲しいという叫びはわかりますが、そうなると真犯人っていったい誰なんでしょう? そしてどこにいるのでしょう? そして、十数年も経って、犯人は結局まだ捕まっていませんと言われてしまった遺族の気持ちというのはどうなるのでしょう?

これから改めて操作をやり直すこともできなければ、事項の問題もありますし、別な問題を引き起こしたと言えるのかもしれません。

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