2009年5月29日

下天は夢か......

不況ですが、村上春樹の新刊だけは別世界みたいです。書店さんには、せいぜい売って売って売りまくってもらって、少しでも元気になってもらいたいところです。

しかし、しかし、こんなニュースを読んでしまうと、不況がどうの、村上春樹がどうの、なんてちっぽけなことに思えてきます。

天台宗トップの高野山への公式な訪問は、日本に真言宗、天台宗が伝わった平安時代以来初めて。1200年間を通じて初めてとなる歴史的な参拝

って、どういうことよ? そんなに仲が悪かったのかしら、両派って? 知識が浅くてスミマセン。確か日本史の授業では「真空の天才」という語呂合わせで「真言宗の空海、天台宗の最澄」と覚えました。はいはい、確かに覚えました。

で、空海は高野山、最澄は比叡山ですね。確か空海はいまだにお堂の中でこの国の平安を祈念して読経をしているという伝説がありますよね、高野山には。つまり空海はまだ亡くなっていない、という建前ってこと。

うーん、天台座主は弘法大師に逢えるのでしょうか。そんなことを考えると、浮き世の不景気なぞ、そんな俗字にかかわりあっていてはいけないのだと身が引き締まる思いです。

読んだ感想を書く