2009年5月 6日

出版不況@ウィキ

この項目が、ウィキペディアにあるとは思いませんでした。出版社という項目があるのは以前から知っていましたが、そこから貼ってあるリンクで知りました。

それにしても、その出版社の項目には

かつては不況に強いと言われていた出版社だが、現在ではインターネットの普及により低コストで情報を入手できるようになり書籍の需要が減った。そのため深刻な出版不況に見舞われ出版社の経営破綻が相次いでいる。

なんて書かれちゃってます。「出版不況」のところには「対策」という見出しもありますが、結局有効な対策なんて書いてあるはずもなく、さてさて......

コミックも一時期のようには売れてないんだろうなあ

で、個人的にちょっと思うのですが、最近テレビコマーシャルでもテレビ番組でもそうなんですが、「詳しくはウェブで」という言い回しって増えていますよね。そのウェブも、注意してみていると、意外とケータイサイトが多いんですよね。ケータイからアクセスしてプレゼントに応募したり、楽曲をダウンロードしたり、待ち受け画面をGETしたり、という具合です。

そういう流れがある中、出版社って、大手でもほとんどケータイサイトがないですよね。最近でこそ、ようやく各社ウェブサイトが充実してきて、一昔前のような「とりあえずホームページ作りました」的なみっともないサイトは駆逐され、書籍の情報から検索、時には購入まで、いろいろコンテンツも充実してきました。

それでも、やはりケータイサイトは少ないですね。PHP研究所や東京創元社はケータイサイトがあるみたいですが、他社はどうなのでしょう?(そういう、あたしの勤務先も、通常のウェブサイトですらまだまだのレベルですが......)

なんでもかんでも、世間を追っかけて波に乗ればいいってものではないことくらい承知していますが、出版不況の一定部分をケータイに喰われているのは事実でしょうし、これだけ多くの人がケータイを持っていて、暇さえあればケータイ画面を見ているというのに、そこに何の手も打たないというのはやはり努力が足りない、怠慢だと言われても仕方がないのではないかと思います。



ところで、各出版社のサイト、書籍の検索ってできるわけですけど、どうして過去の出版物の検索はできないのでしょう? 個人的には、たとえ品切・絶版でも、その本が確かにその出版社からかつて出ていた、という事実が確認できるだけでも、本好きにはかなりありがたい機能なんですけど......

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