2009年5月 2日

文化特捜隊

今日の朝日新聞の文化欄「文化特捜隊」のテーマはケータイ小説。

ここへ来て、ケータイ小説も文庫化が進んでいるみたいですが、売り上げなどは頭打ち。これは記事を読まなくても書店に足を運んでいれば、そして書店員さんと話をしていればわかります。

そもそもが、あたしの勤務先の出版物の感覚からすれば文庫本のような値段だったケータイ小説が、本当に文庫になって、いったいどんな値段が付くのでしょう(?)って思います。いや、値段よりもなによりも、利益が出せるのだろうか、ということの方が気になります。

かつてのように数万部単位で売れるのならば儲けも十分出るでしょうが、そんな作品はひと握りどころか、ほとんど皆無なのが最近の状況だと思いますし......

ただ、ケータイ小説の読者は、これまでもケータイを持てない(持たせてもらえない)中学生が中心になっているという話は聞いたことがあるので、文庫化で価格が安くなれば中学生にはますます手に取りやすくなりますね。新しいマーケットの開拓になるのでしょうか? それと、やはり地方が舞台になっていることが多いようなので、配本も地方の書店に手厚くしているのでしょうか?

まあ、売れない売れないとは言っても、あたしの勤務先で出している本とは桁違いなんでしょうけど(爆)。

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