2009年4月23日

kotobank

kotobankとは?


Wikipediaに対抗する、新しい無料辞書サイトだそうです。朝日新聞社が音頭をとって小学館、講談社などが協力して作っているものだそうですが、Wikipediaとの最大の違いは、閲覧者が自由に項目を追加したり、内容を記述したりできないこと。

って、そりゃ小学館や講談社の既存の辞書のデジタル化ですから、どんどん改変されてしまったら編著者の立場はなくなりますものね。逆に信頼できる辞書だから、Wikipediaと異なり、記述内容にも信頼が置ける、ということが最大のウリらしいです。

しかし、小学館はこういう無料サイトに『大辞泉』を提供し、有料のジャパナレッジには『大日本百科全書』や『日本国語大辞典』を提供し、なかなか考えていますね。しかし、利益を出せているのでしょうか? これだけのコンテンツを持っている大手ですら利益を出せないとなると、中小、零細出版社にはとうてい手の出せない世界の話になってしまいますね。

なので、それなりにうまくいって欲しいとは思いますが......。そういえば、研究社や三省堂もウェブ辞書サイトをやってましたけど、採算はどうなのでしょう?

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