2009年3月25日

象は鼻が長い?

三浦しをんさんの『ビロウな話で恐縮です日記』を読んでいます。電車の中で読んでると顔がにやけてまずいことになります。岸本佐知子さんの『気になる部分』を読んだときと同じです。

そういえば、本書の中に岸本さんの名前も出てきますが......

とにかく、あたしには「ビロウな話で強烈です」てな感じです。

さてさて、話柄の中から気になったことをいくつか......

「象のウンコはでかい」と書いてありましたが、すぐに思い出したのは、日本語文法ではよく取り上げられる「象は鼻が長い」という例文。これも「象はウンコがでかい」と言い換えたらどうだろうか、そんなことを考えてしまいました(バカだなあ、自分)。......以上、72ページあたり。

自分の蒙を啓く場合、啓蒙と言うのか、とのお題。漢文の専門家としては(エヘン)、啓蒙は「蒙を啓く」ですから、この場合は「蒙が啓かれる」なので「蒙啓」とすべきではないか。......以上、82ページあたり。

南極の氷が全部解けたら日本は富士山の頂上あたりしか残らないというタクシー運転手との温暖化議論ですけど、読みながら「南極の氷が全部解けるほど暑いなら、解けて水になっても、ほとんどが蒸発してしまわないか? だったら日本は大丈夫だろ」などと、全く科学的根拠のないことを考えてました。......以上、86ページあたり。

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