2009年3月20日

最後の最後に

このクールのドラマ、今週あたり、次々と最終回を迎えていますね。さて、そのうちの一本「キイナ」ですが、これも今週が最終回でした。

これまでいくつもの不可思議な事件を見事解決してきた菅野美穂演じるキイナが、最後に取り組んだ事件は、なんとサブリミナル効果を利用した犯罪でした。

たぶん、この番組だけを見ていたら、あたしは楽しんで見終わっていたのでしょうが、あたし、少し前に『オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険』って本を読んだんですよね。この本に、「キイナ」の中でも取り上げられていた有名なサブリミナル効果の実験が一章設けられていて、この本では著者によって完全に否定されていたんです。

そういう前提があったので、最終回が一番見応えがないというか、しらけてしまってつまらなかったです。うーん、残念。ずっと愉しく見てきた番組だったのに。

ちなみにウィキペディアでは「サブリミナル効果」の項目に「関連作品」として「キイナ」の最終回が挙げられています。ウィキペディアも更新が速いですね。

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