2009年3月 8日

嫌われる版元営業マン

いやー、ネットの世界にはありとあらゆる情報が存在するとは、前々から思っていたし実感していたのですが、こんなそのものズバリ(←あたしのこと?)のタイトルの記事があるとは......

とあるメルマガの記事です。別に「とある」なんて匿名にする必要はありませんね。「書店塾」というサイトが発行しているメルマガ「書店塾便り」のつい最近のバックナンバーである298号、299号のタイトルです。二回に分けて「嫌われる版元営業マン」について書いてあります。

そこで書かれている諸点をわが身に置き換えてみますと、なんか身に覚えのあるところも......

1.すぐに注文をくれという人
2.アポ無しでくる人
3.臭い人
4.他社の悪口を言う人
5.長居をする人
6.飲みに行きましょうと誘う人
7.厚かまし過ぎる人

というのが、メルマガから引用させていただいた嫌われる諸点です。

あたしの場合、注文をくれと言うことはほとんどないですね。いや、言ってることあるかしら? ちょっと記憶が不確かです。ただ、売れ筋の本が書棚にない、定番商品が欠けているような時は指摘だけはします。つい数日前に売れたのかもしれないので、補充をするか否かは書店の方にお任せしていますが。

アポイントについては、全然と言うくらい取ってないです(汗)。だから忙しそうな時はすぐに退散します。ただ、どうしてもきちんと逢って少し時間を取ってもらわないとならないような要件がある場合には事前連絡をしますし、地方などでも「来る時は連絡ちょうだいね」とはっきり言ってくれる方の場合には、あらかじめ「時間までは不確かですが何日に伺います」くらいの連絡は入れます。可能ならば午前中とか午後一番とか夕方とか、それくらいのことは言えるようにしますし、先方の都合の悪い時間帯(会議があるとか)を確認するようにもしています。

自分が臭いかどうかはわかりません(←もう既に、加齢臭プンプンの歳なので)。人それぞれ家庭の匂いってのもあるし。ただ、カバンや上着の内ポケットには匂い袋を忍ばせております。なので注文書がほのかに香ります。抹香臭いですかね?

上掲の4から7については全く心当たりがありません。他社の悪口ではないですが、評判などは聞かれると話をすることはありますが、できるだけいいことも話すようにしています。なにせこの大不況。少しでも元気になる話を、たとえハッタリでもいいからしていないと、本当に凹んでしまいそうですから。

長居に関して言えば、大型店だと長くなりますね。あたしの勤務先の場合、人文、文芸、芸術、語学などジャンルがたくさんあるので、それぞれの担当の方と逢い、時には欠本チェックなどを頼まれたり、なんてしていると、あっという間に1時間や2時間滞在しているなんてこともしばしばです。

呑みに誘うっていうのは、自分からは、まずしません。だって書店員さん、遅くまでの勤務でクタクタじゃないですか? その後さらに気を遣わせるのは申し訳ないです。それと、あたし、タバコが苦手なので(苦手どころか大嫌いなので)、酒の席=タバコの煙もうもうなので、個人的にも(基本的には)飲み会の席はノーサンキューなんです。



とまあ、少しでも嫌われないように、と常に思ってはいるのですが、こればっかりは......。

そもそもあたしって、このダイアリーで何度も書いていますが、小学生の頃からずっとクラスの中の嫌われっ子、いじめられっ子だったので、本質的に他人には好かれない人間なんです。自分では気を遣っているつもりでも、無意識のうちに人に嫌われるようなこと、不愉快にさせるようなことをしてしまっているのではないかと思うのです。

無意識なので許してくださいとは言いませんが(それこそ厚かましい?)、自覚がない以上、治しようもないんですよね(爆)。

そんなあたしでも、多くの(ほとんどの)書店員さんは暖かく笑顔で迎えてくれます。ありがたいことです。(基本的にあたしが回っている書店には、あたしから見て嫌な書店員さんっていません。あたしのことを厭がっている書店員さんは大勢いるでしょうけど!)

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