2009年2月28日

あの人も東洋閥?

いやー、別にどうしてと、理由を聞かれても困るのですが、先日のジュンク堂書店新宿店のトークイベント後の打ち上げで、初めて親しく話をさせていただいた(と言っても、ほんとにちょっとの時間だけですが)、社長こと豊崎由美さんをウィキペディアで検索してみたんですよ。

そうしたら、そうしたら、なんと

東洋大学文学部印度哲学科卒業

って書いてあるじゃないですか! 東洋ですよ、東洋! 先日、大麻の運び屋を組織していた学生が捕まった東洋大学、じゃなくて、この正月に悲願の箱根駅伝初優勝を飾った東洋大学ですよ!

東洋大学出身というのは、まあ、一応は日東駒専なんて呼ばれて、それなりに全国区の大学ですから各界に有名人がいたりもしますが、若干はマイナーかな、という気がしないわけでもありません。

ただ、出版界には、このところ東洋出身の人を頻繁に見かけるようになって、意外と出版業界(書店や作家、書評家など周辺も含めて)には東洋大学出身者が多いのではないかと思っていた矢先のことでした。

ただここであえて言いたいです。これまでこの業界内で出逢った東洋大学出身者って経済学部とか社会学部とかばかりでした。あまり文学部というのは逢ったことなかったんですよ!

それが豊崎社長はなんとインテツ! おっとカタカナにしてしまった、インド哲学科出身とは! 奇遇です。豊崎社長とあたしの年齢差を考えますと、社長が相当回数落第や留年を繰り返していない限り、あたしと同じ時期に東洋大学で学んでいたことはないと思いますが、、それでもかなり近い時期、同じ大学に通っていたことになります。

東洋大学は、かつては哲学館大学と呼ばれていたように、哲学が創立の基礎となっている大学です。はっきり言って地味で社会に出てから何の役に立つんだと言われそうですが、哲学科インド哲学科中国哲学文学科は「三哲(さんてつ)」と呼ばれ、別に学内で特別扱いをされるわけではありませんが、それなりに自負を持っていた学科でした。

あたしが学生時代には、必修選択授業も、多少はそれなりに相互交流がありまして、あたしは哲学科の西洋哲学概論、インド哲学科のインド哲学概論、インド仏教史などの授業を取っていたこともあります。それくらい近い学科同士なんですよ。

だから、いやー驚きました。あたしは中国哲学文学科出身ですが(大学院修士課程も修了しています)、こんなに東洋でも近い学科の人に、この業界で出会ったのは初めてです。

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