2009年2月24日

誤解されないか?

映画『おくりびと』がアカデミー賞を取ったニュースで持ちきりですが、あたし的には英語題は「ディパーチャーズ」って言うんだ、というのが新鮮な驚きでした。

確か、あの小室哲哉のバンド「グローブ」の大ヒット曲に「ディパーチャーズ」ってあったはずですよね、なんて思ったりしてます。

ところで、この映画のおかげで一躍脚光を浴びた納棺師ですが、もちろん国家資格などあるわけではないですが、ああいう仕事って日本全国で一般的なのでしょうか?

あたしの父親、十数年前に入院していた病院で亡くなりましたけど、死に化粧などは病院で看護婦さんがやってくれちゃいました。たぶん病院でなくなった場合は、ほとんどの人がそうなのではないでしょうか?

納棺もあんな仰々しいことはなく、ごくごく機械的に棺に父親を入れた、納めたではなく入れたという言い方の方がしっくりくるぐらい淡々と、あたしら家族と葬儀屋の方とで済ませました。

ちなみに、あたしは映画は見ていません。たぶん今後も見ることはないと思います(汗)。

何が言いたいのかと言いますと、この後、賞を取ったということでアメリカをはじめ世界でも公開されることになると思うのですが、日本人は家族が死んだらみんなああいうことをするんだ、とアメリカ人が思い込んでしまうのではないかということが心配なんです。

もちろん基本的な心の持ち方として、厳かに死者を送るという感覚は映画の通りかもしれませんが、ああいう納棺の仕方が一般的なのかと言われると、果たしてどうなのでしょう? 少なくとも、あたしはこの十数年来、親類とかの葬式などに立ち会ってきましたけど、ああいう儀式はなかったので......

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