2009年2月 3日

オバマの口跡

「功績」ではありません、「口跡」です。書き間違いではありません。(そもそも大統領就任から日の浅いオバマ氏に功績を求めても......ですよね?)

というわけで口跡ですが、書店回りをしていると、多くの書店でオバマの演説集の本が並んでいて、付属のCDが店内に流れています。語学売り場だけでなく、話題書コーナーなどでも、小さなCDプレーヤーを書棚の隅や裏に置いてCDを流していますね。

もちろん、「change」や「Yes, we can」などの有名な台詞とともに、オバマ氏の演説はこれまでも評判だったのは知っています。そもそも先の大統領レースが始まった頃から、オバマ氏は演説のうまさで支持を高めていったと聞きました。

そして極めつけが今回の大統領就任演説ってわけなのでしょうが、内容は各紙が指摘しているように歴史的な名演説というよりも派手さを押さえたものになりましたね。英語はわかりませんが、字幕とか新聞紙面での翻訳・要約を読んでいると、正直「つまらない」という感想を持ってしまいます。


で、この演説、やはりあたしの勤務先でも話題に上ったのですが、あたしはオバマって演説の内容は人を昂揚させるものを持っていると思うのですが、口跡がよいとは思えません。声で人を酔わすような感じはしないのです。

ところが、社内で話しをすると、ほとんどの人が声がいい、声で人を魅了する、と言うではありませんか! そうでしょうか? あたしからすると、やや口ごもったような声に聞こえてしまうのです。

断わっておきますが、あたしはアンチ・オバマではありません。これから何をしてくれるのか、世間一般並みの期待感は持っています。好きか嫌いかを問われれば好きと答えるでしょう。

ただ、声がよいかと言われると、英語もわからないくせに偉そうなこと言うな、と言われそうですが。やはり、あたしにはあまり魅力的な声には聞こえないんです。オバマのカリスマ性、清新さ、期待感がすばらしい演説に由来するのはわかりますが、演説の内容と声って(切り離せない部分はあるにしても)やはり別ものだと思いますが......

やはり、あたしの感覚が人とずれているのでしょうか? 社会人になって以来、様々な場面であたしは会社の人と根本的に感じ方が異なると思うことに遭遇してきましたが、今回のことも典型的な事例かと思われます。

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