2009年1月26日

What is 番線印?

だいぶ前のことですが、書店で顔なじみの担当の方と棚前で話をし、売れている本だとかいろいろ案内してました。

で、話はとんとん拍子に進み、じゃあ注文書に番線くださいということになって、レジでもらってって、と言われました。

これはよくあることです。棚での作業が残っていたり、他の営業マンが待っていたりするので、担当の棚から動けないというシチュエーションはよくありますし、持ち場を離れない、というのもわかります。

なので、レジで番線もらってって、ということは別にどうでもいいんです。問題はその後です。

レジで、ってことは、つまりレジやサービスカウンターとかにいる人に声をかけて番線印を押してもらうわけですよね。で、多くの場合、書店でレジにいるのは正社員ではなくバイトです。そうでない書店も多数ありますが、ピッピッで済んでしまうレジは棚で本を詰めるよりも覚えることも少なく、バイトに任せてしまっている書店も多いです。(実際には接客の最前線ですから、そんな気楽なわけにはいかないのでしょうが...)

で、その時、あたしもレジにいる人に、お客さんの切れ目を見計らって声をかけました。注文書を渡してしばらく待つと、そのバイトとおぼしき青年が番線印を押した注文書を返してくれました。

受け取りながら、ありがとうございます、とすべてを言い終わる前に気づいてしまいました。番線印を押すべきスペースに、その書店の住所印が押してあるんです。

オー、ジーザス!

そうか、そうか、まだバイトに入って間がなく、営業マンへの応対も全くわからないのね。そもそも書籍流通のしくみも飲み込んでいないのよね。これはあたしが悪かったわ。

ただ、そこでふと考え込んでしまいました。「番線印」って、つまりこういうバイトさんになんて説明したらよいのでしょうか?

四角くて、5桁か6桁の数字と、このお店の名前が書いてあるハンコ、っていうんじゃわからないか(涙)。「番線」なら、書籍流通のための各書店ごとの住所みたいなもの、という感じで説明できますが、はてさて番線印とはなんぞや?

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