2009年1月30日

共感

オースティンの『分別と多感』(ちくま文庫版)を読んでいるのですが、登場人物の一人、ブランドン大佐に妙にシンパシーを覚えます。

いい年をして独身で、それでいて年の離れた若い女性に静かだけど熱い思いを寄せる、その姿勢に限りない共感を覚えてしまいます。

あら? それって単にあたしがロリコンってことを証明しているだけなのでしょうか?

でも結局、小説は小説、フィクションですよね。最後は何となくうまい結論に収まるんですよね。現実世界では早々簡単に事は運ばないと思うのですが。

はてさて、もう少しで『分別と多感』も読み終わりますが、これでオースティンはちくま文庫で三つめです。『高慢と偏見』『エマ』と読んできましたが、これほど長い間人気を得て読み継がれているとは、不思議な気がしないでもないです。

で、その流れではないのですが、ミクシィのニュース欄で「モテ期は人生で3回」という見出しがありました。

へー、そうなんだ?

だったら、あたしの場合、これから3回も訪れるのね。

と嬉しいやら情けないやら......

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