2008年12月 6日

オススメしなくては......

今日は昨日までとは打って変わって、香港のアイドル歌手・女優であるジジ・リョンちゃんの曲が頭の中を流れています(それにしても、毎日毎日にぎやかな頭の中だこと)。

ジジ・リョンを最初に知ったのは、旅行で行った台湾でした。ぷらぷらと台湾駅周辺を歩いていて、ふとCD屋に入ってCDを物色していました。日本のアイドル歌手の海賊盤なども置いてあって、そのひらがな・カタカナの誤表記にぶっ飛んでいた時のことです。

折角だから、中国の歌手のCDでも買おうと思って探していたら、とってもカワイイジャケット写真の女の子のCDが目にとまりました。それがジジ・リョンちゃんです。カワイイと思ったのですが、後で知ったところ、なんと身長は170センチを優に超えるモデル並みのプロポーション。スレンダーで、まさしくあたし好み!

その時買ったCDの一曲目がこれ(↓)でした。





その後も何枚かジジ・リョンのCDは買っていますが、最初に見たジャケットの印象とは異なり、高いキーの声質なんですよね。でもって、オススメはこの曲です。





もともとは別の人の曲だったようで、何年か前に中国大陸で大ヒットした曲だとか......。佳曲と言っていいでしょう。


と、いけない。オススメしなくてはいけないのはジジ・リョンの曲ではありません。

あたしの恩師の本が出たんです。厳密に言えば、恩師の著作ではなく、恩師に関する著作なんですが......





『満身これ学究―古筆学の創始者、小松茂美の闘い』、吉村克己著、文藝春秋社刊です。一言で言ってしまうと、わが恩師の評伝です。

あたしには恩師と呼べる(呼ばせていただいている?)先生が5人おりまして、小松茂美先生はその中のお一人です。(本書も実は小松先生から恵存いただきまして、昨晩もお礼かたがた電話でお話ししたところです。)

さて本書は、その小松先生の来し方をまとめたもので、先生から直接聞いたエピソードもふんだんに盛り込まれていますし、本文中に出てくる方々(著者・吉村氏が取材した相手)もよく知っている人たちばかりなので、読んでいるとその人たちの声が直接聞こえてくる感じがします。

小松先生をよくご存じの方ならば、特に面識のある方であれば、本書に出てくる話柄の一つや二つは直接先生から聞き及んでいると思いますが、改めて第三者の筆で書き起こされるとまた違った印象になるのではないでしょうか? あたしにとってはそこが最大のおもしろみです。

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