リストラ?
このダイアリーをお読みの書店員さん、気を悪くなさったらスミマセン。
って、何のこと? と言われそうですが、別にそれほど大それたことを書こうというのではありません。あくまで、日々書店営業に回っていて感じたことなんですが......
最近、書店って空いてませんか?
お客さんがいない、という意味ではなくて、です。
そう、書店員さんも少ないなあ、という気がするんですよ。例えば、少し前なら、書棚の何か所かに一人くらいは書店員さんが本の整理などの作業をしている風景が見られましたが、最近はあまり見かけなくなった気がします。
我々が相手をしてもらう各書棚の担当者の方々も、その書棚のそばで作業をしているよりもレジに入っていたり、サービスカウンターで接客をしていたり、ということが以前より多くなった気がするんです。
気のせいでしょうか?
あたしが思いますに、やはりリストラが進んでいるんではないでしょうか? リストラという表現がマズイなら、辞めた人の補充をしない、と言い換えてもいいです。
今のところ、あたしが回っている書店で担当の人が辞めてしまったということはないので(他店への異動ならしばしばありますが...)、契約社員とかアルバイトの人が減っている(減らされている)のではないでしょうか?
そのしわ寄せとして、社員がレジに入ったりサービスカウンターで業務をしたり、ということになっているのだと思います。これから年末、特にクリスマスに向けて、プレゼントなど一年で最も忙しい時期(?)を迎えるわけですが、人手は大丈夫なんでしょうか?
もちろん足りない、慢性的な人手不足であるってことは承知していますが、この不景気では給料のアップも人員の補充もままならないわけですよね。給料が上がらないとバイトの応募者も減るでしょうし、入った人もすぐ辞めちゃうでしょうし、悪循環ですね。
これは出版社も同じです。
例えば、団塊世代が2人辞めても一人しか補充しない、場合によっては全く補充無し、ということも起こっているわけですから、編集面では企画力の減、営業面では十全な書店営業にさまざまなマイナス要素が出ているんではないかと思います。
なんか、この一、二週間ほど、書店を回っていて、妙にガランとしているなあと感じていて、同僚に聞くとやはり同じような感想を持っているのがわかりました。
うーん、この業界、夜明けはいつ訪れるのでしょうか? 明けない夜はない、という名言がありますが、一公転一自転の惑星があったとしたなら、影になっている側はいつだって夜ですよね?
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