2008年11月21日

教養図書

昨日、京都、じゃない、今日と二日間、京都新聞さんが京都の書店で展開している「教養図書」フェアの視察旅行です。

昨日はアバンティブックセンタージュンク堂の2店、ブックファースト京都店ふたば書房御池ゼスト店大垣書店烏丸三条店を見学させていただきました。ジュンクから大垣まではすべて歩きでしたので、意外とくたびれた、というのが素直な感想ですが、その合間に(駆け足でしたが)マンガミュージアムの見学などもあり、なかなか愉しかったです。

晩は南禅寺そばの菊水という京料理のお店で懇親会。いやー素敵なお料理でした。コンパニオンの女の子4名もいてくれまして、とても華やいだ会でした。お庭もきれいだったのでしょうけど、室内が明るくてガラスに反射してしまっていまして、ほとんど見ることができませんでした。部屋の照明を落として、庭で篝火などをたいたら、もっと情緒溢れたものになったのではないかと思ったりもしましたが......


泊まりは京都は混んでいるというわけではありませんが、大津のプリンスホテル。全室レイクビューというのが売りだけあって、目の前の眺望は素晴らしかったです。もちろん晩に着いたときは暗くてよくわからない眺めでしたけれど。

さて二日目はこの日オープンの大垣書店一里山店の見学、その後は今年が源氏千年紀でもあるので縁の石山寺、さらには京都へ戻る途中にある比叡山延暦寺を参詣、そして京都の葵書房さんを見学して夕方、京都駅で解散というスケジュールです。




で、これ(↑)が一里山の大垣書店さんです。フォレオというショッピングモール内にあります。モール内でもかなり広い面積を専有しているテナントです。



店内はこんな感じ。白を基調としてすっきりときれいです。最近はバリアフリーというのでしょうか、広めの通路をとった書店が多いですが、このお店はさらに通路などが広くとられています。通常の棚前などでも車椅子が二台、楽に擦れ違うことができる感じです。

  

人文(哲学・思想)の棚はこんな(↑)感じなのですが、なぜか、あたしの勤務先の刊行物の面陳比率が高かったです。無事に売れてくれると嬉しいのですが......。少しでも集客の一助に慣れれば、と思います。



全体的に、文庫などナンバリングされているものはきれいに並んでいましたが、それ以外の棚は、まだどういう順番で並べるのか定まっていない感じで、これは、どこのお店でも開店時はこんな感じでしょう。これから各棚担当の方が自分なりに整理して棚を作り込んでいくのだと思います。

で、最後に上の写真。文芸書の一角にある棚ですが、タレント本などと並んでケータイ小説の棚があります。昨今の出版点数からすれば、そして女子中高生へのアピールを考えれば、この棚作りは当然でしょうが、本来なら「ケータイ小説」ではなく「ヤングアダルト」という棚を作って、ケータイ小説だけではなく、いろいろと取り揃えて並べて欲しかったなあ、とヤングアダルト出版会に参加する身としては思うのでした。

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