2008年10月 8日

やられた!

いやー、やられましたよ、今回のノーベル賞。まさか日本人が四人も受賞するとは......

同じ日本人として、めでたいことではありますし、この不景気の世の中で、少しは明るいニュースでもなきゃと思っていたので、嬉しいことは嬉しいのですけど、素直に喜べない自分がいます。



昨日のダイアリーで、医学生理学賞絡みで、あたしの勤務先から出ている『エイズ研究の歴史』を推していこうと思っていたんですけど、

本人、ノーベル賞受賞!

んてニュースが入ってくると、ぶっ飛んじゃないますよね(涙)。追い打ちをかけるように、物理学の受賞者の本が、講談社から出ていたみたいなんですが、難しすぎて絶版(品切れ?)になっていたそうで、それが急遽復刊(重版?)されることになったみたいです。

あ~あ、いいなあ、大手はそうやってノーベル賞の話題で商売ができて......、うちみたいな弱小出版社は、あっという間に風に飛ばされて......



でも、よく知りませんけど、その講談社の品切れ本、確かブルーバックスだったと思うのですが、採算的に考えて割り合うのでしょうかね? だって、いくらノーベル賞取ったからといって、そう素人がやすやすと読みこなせるような本じゃないですよね。

ああいった文庫、新書のたぐいは、それなりの部数を作らないと元が取れないはずですから、復刊を決めたはいいが、どのくらい実売に結びつくのか......

なんて、あたしが心配することじゃないですね。

でも、それよりはうちの『エイズ研究の歴史』の方が、はるかに一般の方でも読んで面白い、というか十分理解できる内容の本だと思うのですが、どうでしょう?

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