2008年9月 4日

記者会見

「あなたとは違うんです」発言がネットを賑わしているみたいですが、あの辞任記者会見を見て不思議に思いました。

わかるところもあればわからないところもある福田首相の十数分間の説明は、まあよしとしましょう。不思議に思ったのはその後の質疑応答です。

会見に臨んだマスコミの記者さんたちが手を挙げ、司会進行役が適宜指名して質問をしていました。そして首相の答弁、回答。

上掲の「あなたとは違う」は一番最後の記者の質問でしたが、その前に数名の記者から質問が出ていました。あたしの感覚では、そのうちの半分くらいは答えになっていないのではないかと感じましたが如何でしょう?

で、普通の感覚、と言いますか、例えば会社の労使の団交とか、学生時代のホームルーム、学級会といった場を想定してみますと、質問された側はまずはきちんと質問に答えるのは当然として、質問者がその答えに満足しなかったら、再度質問するとかさらに確認するとか、そういったことをするんじゃないかと思うのです。

でも、あの記者会見、一応は記者からの質問は出ましたが、首相の答えは半ば答えになっていないというか答えていないものが散見されました。マスコミが国民を大凶して記者会見に臨んでいるのであれば、あんな回答で満足しないでさらに突っ込んで聞いてほしいものですが、あの手の会見では追加質問は禁止というルールがあるのでしょうか?

追加質問を認めていたらきりがない、という理屈はわかりますが、きちんと答えていない場合に答えを、誠実な答えをさらに求めるのは当然のことではないでしょうか?

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rockfield.net/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/334

読んだ感想を書く