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 四角号碼(し・かく・ごう・ま)は漢字を検索する方法の一つです。ある漢字を漢和辞典などで引く場合、画数が多くなると数え間違いが起こりやすくなります。部首もわかりにくいものがたくさんあります。もちろん発音だってわからない漢字の方がはるかに多いはずです。このように調べるための手がかりがない漢字を調べる(漢和辞典で引く)方法の一つが、この四角号碼です。
 四角号碼は、その名前からも推測できますが、漢字の四隅の形を0から9までの番号に置き換え、左上・右上・左下・右下の順番にそれを並べて四桁の数字を作り、その数字で検索する方法です。
 同じ画数の漢字が何百もある、同じ発音の漢字が数百も並んでる……そんな漢和辞典の索引で途方に暮れた方にはもってこいの索引です。四角号碼は理論上は0000から9999までの一万ありますから、一つの数字に該当する漢字の数は、総画索引や音訓索引などに比べるとぐっと少なくなります。該当する漢字がやや多めの数字でも数十程度です。
 案ずるより産むが易し、四角号碼についてのまとまった説明は『大漢和辞典』の索引巻をご覧ください。四隅の形の数字置き換えのガイドがありますし、もちろんこの四角号碼を使った索引もあります。説明をいくら読むよりも実際に使ってみることが一番です。
 でも、実際には慣れるまではかなり大変です。音訓索引で引いた方がはるかに簡単という時もあります。ですので、主な漢字の四角号碼を検索するスクリプトを設置しました。よろしければご利用ください。上述のように同じ数字に該当する漢字が多数ある場合もあります。『大漢和辞典』では、そんな場合のために最終筆画の一つ前の筆画の形を四角号碼の数字に当てはめ、枝番号として5桁目を表示しています。このスクリプトでも5桁目を表示するようにしましたが、いわゆる四角号碼は4桁ですので、念のため。

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