原典を読むのに原典? と思わないでください。このくらいは手元に置いておくと便利だという本についての話です。
中国古典を読む場合には、本文や注釈で引用されている文献を調べるために、さまざまな他の文献も併せて読まなければならない時があります。
比較的よく使うものとしては「二十四史」「十三経」などがあり、老子・荘子・韓非子など諸子百家の書もしばしば引かれます。
これらは現在では中国から句読点のついた標点本が発行されていて、非常に読みやすくなっています。
二十五史なら中華書局の標点本二十四史、十三経も中華書局から十三経注疏の標点本が出ています。諸子の書も「新編諸子集成」として、これもやはり中華書局が出しています。
これら中国発行の書は、ふつうの本屋さんには置いていません。中国書籍専門店で探してください。