2006年8月30日

歴史の嘘を見破る

歴史の嘘を見破る―日中近現代史の争点35』読了。

いわゆる対中強硬論者のテーマ別論説集です。どちらかといえば親中派のあたしには、うなずけない論もあれば、それなりに首肯できる論もありました。 それほど感情に流れず、引用なども比較的出典を明示しているので、その引用が正しいのかどうか検証しようと思えばできるでしょう。

しかし、こういった論が、どうやったら中国人の心に届くのでしょう。はなからそんなこと考えていないように見受けられますが、それでは未来がないと思います。やはり、本書の議論について、冷静かつ客観的な中国人の反論や欧米人の第三者的意見・見解を聞いてみたいものです。

コメントする