上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2006年1月30日

火がつき始めた?

少し前に出した『君に書かずにはいられない』ですが、ここへきて火がつき始めたようです。

昨日の日本経済新聞に著者インタビューが掲載され、「日経に載ったら動き出すのでは?」という予測が見事に当たったようです。アマゾンでもノンフィクション・ジャンルで上位に入っています。

このまま全国区の売れ行きになってくれればいいなあと思います。(←思っているだけじゃなくて、何かしろ!)

2006年1月21日

まだまだボース!

今朝の朝日新聞別刷「be」に、またまた『中村屋のボース』が登場しています。いまや、かのチャンドラ・ボースよりも有名になってしまっているのでは?

うんうん、確かに現在の近現代史に弱い高校の歴史教育じゃ、チャンドラ・ボースまで教えている先生なんていませんよね? 余程、アジアや日本の近現 代史に興味のある人じゃないと知らない人物になってしまっているんでしょうね。たぶん、頭山満とか内田良平だって知らない人ばかりだろうし、かつてのベス トセラー『三十三年の夢』も......。

なにはともあれ、まだまだアクセル全開で売れてくれそうです。また、朝日の「be」の一面の写真には、かなりたくさんの人が写っていますが、この中に実は『中村屋のボース』の著者が写っているなんて<ウォーリーを捜せ>のような噂が、社内を流れました(爆)。

2006年1月11日

調子のよい本

昨年は、新刊本が比較的好調で、それなりに重版も出来ましたが、既刊本の動きが鈍く、新刊本の動きのよさを喰ってしまっている感じでした。今年こそは、新刊ともども既刊本も動くようにしたいものです。

さて、そんな余勢をかってか、年末年始から動きのよい本がいくつかあります。まだまだ全国的にという訳ではありませんが、年明け早々電話注文も増えています。

まずは

『ぼくのともだち』

ようやく動き始めかな、という感じで注文が増えつつあります。書店では重松清さんの『きみのともだち』とかいう本が積んでありますが、名前の親近感から並べてもらえると売れるのでしょうか(爆)。

次に

『カルメンの白いスカーフ』

音楽ものでもあり、伝記でもあり、置く棚によって動きが違ってくるかもしれませんが、意外と追加注文の電話をよく取ります。シミオナートって、不明にして本書刊行まで知りませんでしたが、世間では有名人なんでしょうか?

それと

『モーツァルトを求めて』

Uブックスの新刊です。今年はモーツァルト生誕250年だそうで、ブックフェアや記念コンサートなど、いろいろ催しがあるのでしょう。ブックフェア について言えば、総じて定価が高めの本ばかりになってしまいがちですが、本書はUブックスということで、一群のモーツァルト本の中では廉価と言えるでしょ う。それに吉田秀和先生の著作ですから。刊行以来、順調に売れています。

最後に

『君に書かずにはいられない』

財界の有名人・篠島秀夫氏の若き頃、奥様に宛てたラブレターを再構成した一冊。今流行の純愛ものなんでしょうけど、篠島氏の経歴や知名度から考えて、意外とビジネス街・官庁街の書店で、ビジネスマンに売れるのでは(?)という動きが生まれつつあります。

さてさて、こういった動き始めた本をさらに大きな動きに変えていくにはどうしたらよいのか、日々模索中です。

2006年1月 9日

訃報

何気なく新聞を見ていたら

登山家のハインリヒ・ハラーさん死去

という記事が目に入りました。

ハラーと言えば『チベットの七年』をあたしの勤務先から出しています。

この本、ブラッド・ピット主演で話題になった映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』の原作本なんですけど、映画公開時には、どこぞの出版社の文庫本の方が「いかにも原作本」という感じで売られていて、あたしんところのはあまり奮わなかった記憶があります。なにかにつけ営業というか宣伝が下手なのよね(涙)。

まあ、映画もかなり前の話ですし、ブラピは相変わらず活躍していますが、この訃報で今一度あの本が売れるなんてことはないんでしょうね......。
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