上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2006年1月13日

マンゴープリン味のコロン

年末年始の中国旅行のお土産に、コロンのマンゴープリン味を買ってきました。もうずいぶん前に発売になっていたのですね。

前回は、上記のリンク先にも出ている、プリッツを買ってきたのですが、そちらの方がインパクトが強くて、コロンはすっかり目に入らなかったのでしょう。

今回のコロン、味はまあまあです。少なくともプリッツよりは多くの日本人に受け入れられると思います。プリッツは「北京ダック」「上海ガニ」「広東 フカヒレ」「四川辛味」と四つあり、なかなかディープな味でした。いずれも「ビールのつまみ」と言った味わいで、日本人の味覚に合うかビミョー、酔っぱ らってれば味覚も麻痺していて食べちゃうんじゃないかしら、という具合でした。

それに比べると、今回のコロンは中高生や小学生でも大丈夫って味だと思います。確かに、ごくふつうのコロンの方が美味いんじゃないかと思いますし、マンゴープリン味のクリームも実際のマンゴープリンを食べる方が美味しいんですけど......。

でも、この手のお土産、案外高いんです。たぶん、日本でコロンを買うよりも高いんじゃないかと思います(プリッツも)。それにかなり大きな箱に、十 数個の小さい箱(あるいは袋)が入っている形状で売られていて、つまり一箱買って十名程度の友人に分けられるように気遣いされている(笑)のです。確かに 中国土産としては便利ですよね。「コロンって中国の漢字でこう書くんだ」など、新鮮な驚きと合わせてあげる方にも、もらう方にも負担のかからないお土産だ と思います。

本当はもっと面白いお土産を、と考えていました。まず考えたのは北京五輪のマスコット。確かに売ってました。値段もそこそこしてますが、手頃なもの がないんです。マスコットは5つのキャラクターなんで、例えば、ぬいぐるみも5体揃えて買いたくなるじゃないですか! でも5体買うなら、もう少し小さい のでないと持って帰るのが面倒です。ストラップみたいな小物もありましたが、デザインがダサイ(爆)。もう少しみんなが買いたくなる商品を開発しないと今 後も大して売れないと思います(特に外国人に)。

さてさて、総じて言えるのは、物価の高さです。昔は「中国ってなんてものが安いんだろう」と思っていましたけど、少なくとも北京・上海は物価が高く なってます。あたしはここ十年くらい、冬は北京で買ったコートを着てますが、昔は日本円で二、三千円程度だったのですが、今はちょっといいものなら一万円 弱します。ダウンのコートが一万円しないのですから、確かに安いんですけど、やはり買う前にちょっと考えてしまいます。でも中国人は普通に買っていきます ね。所得も上がっているみたいです。

また中国での買い物と言えば、楽しくもあり難しくもあるのが「値切り」だと思いますが、上海・北京のデパートやスーパーは値引きなんてあり得ませ ん。明朗価格、明朗会計って感じです。自由市場みたいなところこそ、多少の値引き交渉は可能ですが、例えば上海の有名な豫園商場でパンダのストラップを 買った時のことです。売り値は一つ10元で、これもかつてに比べると高い気もしますが、中国人の若いカップル(大学生くらい?)がふらっと来て、彼氏が彼 女のために買ってあげてましたけど、「いくら?」「10元」「じゃあ、一つ」ってな感じで、全く値切ろうとしません。

まあ、10元程度だと値切る必要もないんでしょうし、値切ったところでたかがしれてます。やはり100元を超えるようなものでないと値切るに値しな いのでしょう。ちなみに、あたしはこのストラップを10個買ったら1つおまけをくれました。別に値切ったわけでもないのに、お店の人が勝手にくれました (笑)。

とにかく、最近の中国の大都市はかなり変わりましたね。たぶん北京・上海など大都市だけの現象でしょうけど、急速に日本と変わらなくなりつつあります。

まず信号を守る人が増えました。もちろん法規があるわけですから守って当然なんですけど、律儀に守る人が増えました。確かに交差点に交通整理の係員 が立ってますけど、これだって人が余っているから仕方なく職を作っているんでしょうけど、その効果もあってか交差点で青信号までちゃんと待っている中国人 が増えました。車が増えたので、昔みたいにわたりやすくないという事情もありますけど(笑)。

地下鉄の切符売り場も、きちんと並んで買う人が増えました。というか、列が出来るのです。昔は窓口に我先に殺到して切符を買うものでしたけど、きち んと列を作って切符を買っているんです。中国(中国の都会人)も変わったな、なんて感傷に浸っているのはあたしだけでしょうか?

先日書いた「点心熊猫」ですけど、中国語版の公式サイトを見ると、福州路にお店があるような......。上海ガニを食べたのは福州路だったわけですから、もうちょっとちゃんと探せばよかった(涙)。

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