上のトップ画像は北京五輪2年前ほどの北京・東単交差点だったと思います。バック画像は西安の兵馬俑博物館に展示されていた武俑です。

2005年12月 3日

気になる表現

最近のテレビや新聞をにぎわせている「耐震強度偽装」問題。時折、コメンテーターや評論家の人が、「この事件は氷山の一角」という言い方をしています。

この「氷山の一角」という表現ですけど、どの程度を意味するのでしょう? 普通に考えれば、

今回発覚したものは、ほんの一部で、発覚していないものがこの何倍もある

ということなんでしょう。偽装したマンションをはじめとした建築物が、現在わかっているものよりもはるかに数が多いだなんて、信じたくはないですが、そうなる可能性も秘めているのでしょうか?

ところで、問題としたいのは「何倍」くらいだと「氷山の一角」と呼べるかです。(むしろ「発覚したのは全体の何分の一か」と言う方がよいのでしょうか?)

数倍や10倍なんて程度じゃ氷山の一角とは言えないと思います。最低でも100倍以上でないと、と思うのですが如何でしょう? 昨日あたりのニュースでは既に200棟以上の建築物が偽装だったと報道されていますが、100倍と仮定したら「2万棟以上」になりますよね。

たぶん、日本にある建築物の数って、マンションだけでも相当な数でしょうから、2万棟がどの程度の深刻さなのかわかりませんけど、(偽装があったと知ってしまうと)住んでる人は怖いでしょうね。

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